ウエツフミ と 古事記

ウエツフミ へ ようこそ

サイトの目的

 このサイトは 「ウエツフミ」 (うえつふみ、上つ記、上ツ書、上津書、上記、上紀、上つ文などと表記)と古事記を比較するために製作しました。日本書紀は同時に収録している異伝が多すぎるため、対象としていません。
 ウエツフミ、以下「上つ文」、はいわゆる古史古伝と呼ばれる文献の一つで、 古事記のように神代の神話から、神武天皇までの出来事を記録した書物です。(古事記では、神武天皇以降も記録。)
 古史古伝には竹内文献、九鬼文書、宮下文書、ホツマツタヱ、ミカサフミ、カタカムナなど種々存在しますが、竹内文献などはキリストやモーゼ、釈迦等が登場する等、荒唐無稽の感を免れません。これらの中で最も真摯と言える物がこの上つ文です。
 上つ文の特徴は、

  • ・ ウガヤ文字(新豊国文字)と呼ばれる、神代文字で書かれていること。
  • ・ エピソードが古事記にたいへん近い。しかし、結末が大きく異なる。
  • ・ 記録されている神々の数や、出来事など古事記を圧倒している。
  • ・ 上つ文では、古事記で神武天皇の父とされるウガヤフキアエズの命(鵜萱葺不合命)と神武天皇の間に約七十代の天皇が存在し、その治世が細かく記録されている。(ウガヤフキアエズ王朝

 以上が主な特徴です。最初に示した神代文字で書かれていたために、古代日本に漢字渡来の前に文字はなかったとの理由で、学会では偽書とされ、内容についてもほとんど検討されていないようですが、一部の研究者により研究が進んでいます。
 このサイトでは、これまで「上つ文」と「古事記」を対にして比較する資料、サイトなどがなかったため、それを目的としました。

サイトの構成

 このサイトは、
‐ 上つ文について紹介する「ウエツフミ紹介」
‐ 上つ文と古事記を併記して比較できるようにしたウエツフミと古事記
‐ 古事記の原文、写本(国宝:真福寺本)のレイアウトに沿った書き下し、読み下し古事記(真福寺本)
‐ サイトの編集記録としての記録
 (ブログです。本サイト更新時、記事を更新します。RSSに登録して頂ければ更新情報が配信されます。)
‐ 参考資料、参考サイトなどをまとめた参考
からなります。
 サイトとしてのメインのページは「ウエツフミと古事記」ですが、可能な速さで作っていこうと思っています。なお、現代語訳や、あらすじは将来的に検討させていただきます。


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