うえつふみ と 古事記

ウエツフミ ト コシキ

  


うえつふみ 三のつづり

〇十一 天照大御神の治世11
 


らせとよさしたまイき
こゝにかくつちの萬いもほのやきはや めの萬ハおゝみ一の萬のみこともちて みこの一ほのかがぼこのをの萬いもほ のかがぼこのめの萬二たはしらの一に ほだきのちをまさせくにごとしまこと まかせ
またひのはやたまのをの萬いもひのは やたまのめの萬にあをひとくさのくら ウべきたなつものをやきたけるさまを しらせたまイき
             
こゝにはにやすひこの萬はにやすひめ の萬ハみこあめのほがらのをの萬くに のほがらめの萬におウせてたかやまの せひきやまのをよりはにつちをとらし てまるきをつちでとしちがやをくもで としはにをまろめてほがらとしあぬを くりにまかせひかぜにさるしてこまち をうちまたはにといさごとをもちてを がまめがまをなりたてこまうてるほが らをなかにおしにれやまのくゝきをか りてこきりなさしをがまめがまにうち              〇十一

らせ。」と依さし給いき。
ここに、カクツチの命、妹火之焼速
女の命は、大御神の命の御言似ちて
御子の神、火之燿鉾之男の命、妹火
之燿鉾之女の命、二柱の神に
火焚きの増させ、国毎、島毎
蒔かせ。
また、火之速玉之男の命、妹火之速
玉の目の命に青人草の食ら
うべき穀津物を焼き炊ける様を
知らせ給いき。
              
ここに、埴ヤス彦の命、埴ヤス姫
の命は、御子、天之火殻之男の命、国
之ホガラ女の命に仰せて、高山の
背、低山の尾より埴土を採らし
て丸木を槌手とし、茅萱を蜘蛛手
とし埴を丸めて火殻とし、アヌを
クリに巻かせ、日風にさらしてコマチ
を打ち、また、埴と砂子とを似ちて雄
釜、雌釜をを鳴り立てコマ打てる火
殻を中に押し入れ、山の茎木を刈
りて木切りなさし。雄釜、雌釜に打ち


(古事記 記事なし)










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国立国会図書館デジタルコレクション
 ウエツフミ 第3・4のコマ番号15
上紀
 【第3綴】第8章 火食の法と土器製作

うえつふみ 三のつづり 〇十一
天照大御神の治世11

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