うえつふみ　と　古事記

上段

「うえつふみ」の平仮名書き下し

　この段は「古史精伝　ウエツフミ　原文併記　全訳」にある新豊国文字・ウガヤ文字 「以下新豊国文字」で記された原文を平仮名にて、書き下した物です。

　以下の注意点があります。

• 　行数、文字数をそのままに書き下した。原文例
• 　原文において、数文字として次の文字が使われている。(以下に於いてｘは似たフォントがないもの。)
  　(「上つ文はしかき(大友能直）」の説明によると）
  一・二・三・王(四)・玉(五)・Ｅ(六)・ｘ(七)・ｘ(八)・ｘ(九)・十
  干(モモ：百)・井(チ：千)・ｘ(ヨロズ：万、萬)
  　また、これらの文字のうち、
  一・二・三をいずれも「カミ」(神・守＝長官、首長など)と読ませる場合があり、一が最上位。なお「カミ」と読む場合上位から「一＝神」「二＝祇」「三＝鬼」として区別した。「祇」は「くにつかみ」であるが、ここでは便宜上の文字として使用。また「三＝鬼」は基本的に禍神対して使われるため、一字でそれを表す物として「鬼」を使う。長官・首長については当面「一＝長」「二＝頭」「三＝守」とします。
  干・井・ｘ(万、萬)を「ミコト」(命・尊)と読ませ、
  ｘ(万、萬)が上位。上下位による漢字の書分けは便宜上「ｘ(万、萬)」を「命」、「井」を「尊」、「干」は未検討。
  　これらについては数値については、似たフォントのあるものはその字、無い物は（　)内の字を当てた。また、「カミ」「ミコト」と読ませる場合、同じ対応としたが、（万)のみ（萬)の字を使った。
  　なお、「はしかき」によると、数文字については、新豊国文字ではないことが読み取れる。底本の「新はりの記」のほかの参考本十二書の中の「越の文」（越白山之舟人文)に使われていたので、それを用いたとのこと。
  　「一む、かむ」は違いを明確にするため「神」を用いた。
  
• 　新豊国文字は五十音すべてに文字がある。そのため、対応する文字が現代の平仮名に ないものについてはカタカナを当てた。また古い平仮名があるものはそれを当てた。
  や行　yi=イ　ye=エ
  わ行　wi=ゐ　wu=ウ　we=ゑ
  　また、添字と称して２文字あり、「介」は「ヤ」、「く」は「ハ（片仮名の「は」）」で示した。
  　なお、「お」と「を」の区別に私自身混乱があり、当初一貫していないため、折々に修正をしていきますので、ご容赦ください。

中段

「うえつふみ」の漢字・仮名交じり書き下し

この段は上段を漢字交じりで書き下した物。

　以下の注意点があります。

• 　上段の平仮名書き下しの行に、できるだけ対応するようにした。
• 　数字について、神と読ませる「一」は「神」、「三」は区別のため「鬼」とした。また、「萬」は「みこと」の意味では「命」、数字では「万」とした。
• 　使用した漢字は、「古事記」「日本書紀」「延喜式祝詞」および各神社に伝わる祝詞、 並びに「完訳　上つ記」、『解読上紀（うえつふみ）』を参考にした。
  　ただし、意味的に明らかと思える場合はその漢字を優先し、意味不明な場合カタカナ（あるいは平仮名）を使用した。また、神名など、漢字の音を用いることは避けた。漢字の表記については、実際かなり迷いがあり、一定していませんので、ご了承を。

下段

「古事記」の原文書下し、翻訳

この段は「古事記」の原文書下し、翻訳です。

　以下の注意点があります。

• 　書下し、翻訳の参考にしたのは、「古事記祝詞　日本古典文学大系」（岩波書店）ほか。
• 　中段の「うえつふみ」に出来るだけ対応するように行・文字数を割り振りました。その結果、一文字のみの行や、極端に長い行などが生じ、見難くなっているかと思いますが、比較が目的ですので、ご容赦をお願いします。
• 　「うえつふみ」に無い内容は濃紺で記述しました。
• 　「うえつふみ」と差異（順番など）がある場合、緑で記述しました。

最下段

コメント欄

この段はコメントです。

勝手な考察やメモなどを書いていますので、ここは参考にしないでください。