うえつふみ と 古事記

ウエツフミ ト コシキ

  


うえつふみ 三のつづり

〇十二 天照大御神の治世12
 


くべていイかまみかまいくらゝゝゝに やきほしてにるとからくらイひらかを つくらし
みいづひこの萬いもみいづひめの萬ハ おゝつちのそこつみづをよびておしも のをみづもてそゝりみづもてあめのお しわのぬがゐのみづをとりづでたまイ き
うましかねもちをの萬いもうましかね もちめの萬ハかゐたてのきをきりこぎ りてそれのなかをえりうつぬきてうす             
となししづエをきりこぎりよぎあをぬ きてかなぎをきりてうわさしにとりは めてもちでとしよききねとしかなぎこ ぎりをたつぎねとしとよのたなつもの ゝみのあらかわうかわをつくさしめき またくにのかねやまのかねをとらして ひにやきてやきなたとなしいくどもな とりやきりことしはたのひろものはた のさものをうなひきてとなしてきよま わりしめき

             〇十二

焼べて飯釜実釜幾ら/\に
焼き干して、煮るトカラ、食らいヒラカを
作らし。
水出津彦の命、妹水出津姫の命は
大土の底津水を呼びて食物
を水以て濯り、水以て天の押
磐のヌガ井の水を取り出で給い
き。
美シ金持男の命、妹美シ金
持女の命は峡立ての木を伐り木切
りて、それの中を剥り内貫きて臼
            
となし下枝を切り木切り横穴を貫
きて堅木を切りて上差しに取り嵌
めて持ち手とし横杵とし、堅き木
切りを縦杵とし、豊の穀津物
の実の粗皮、上皮をを搗くさしめき。
また、国の金山の金を取らして
火に焼きて焼き鉈となし、幾度も魚
採り焼きり事し、鰭の広物、鰭
の狭物を海魚引きてとなして、清ま
わりしめき。



(古事記 記事なし)










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国立国会図書館デジタルコレクション
 ウエツフミ 第3・4のコマ番号16
上紀
 【第3綴】第8章 火食の法と土器製作

うえつふみ 三のつづり 〇十二
天照大御神の治世12

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