うえつふみ と 古事記

ウエツフミ ト コシキ

  


うえつふみ 三のつづり

〇九 天照大御神の治世9
 


この萬よちぢひらをかひめの萬あほし ましておゝ一にそなエまつるかれをの たけびになるものハをなりめのたけび になるものハめなりとウてたゝエごと まをすおゝみ一の萬いたくよみほぎた まイてのりたまイつらくこハあをひと くさのたすけとなれるけものになもあ りいましこれにのりてみよヤとのりた まエばうべとウて二たはしらの一たゝ ちにさがみなるけものにめをハハめをににまたげの
りめぐらしつればからゝからゝといさ              
ぎよにかけりなしつかれおゝみ一とみ よろこばしのりたまわくこハからちか らおウくてうまくわすかもとのりたま イかれこれのけのものをうまといイま た二たはしら一つぬなるけものにうち こじりのりましつればてほろゝゝゝと てゝぶれていきめぐればおゝみ一の萬 うれしみよろこばしてのりたまイつら くさきのけものとおやじちからやよけ れどちいきハとゝにうしくこそあれし かなれどこハたなつちかゑしハまめた              〇九

の命、ヨ道路平丘姫の命、天昇し
まして大神に供えまつる。故れ、雄の
叫びになるものは雄なり。雌の叫び
になるものは雌なりとうて称え言
申す。大御神の命、甚く嘉み祝ぎた
まいて宣り給いつらく「こは青人
草の助けとなれる毛物になもあ
り。汝、これに乗りてみよや。」と宣り給
まえば「諾。」とうて二柱の神、直
ちにサ髪成る毛物に、男は雄に、女は雌に跨げ乗
り巡らしつれば、カララカララと潔
            
ぎよに駆けリなしつ。故れ、大御神、頓み
喜ばし宣り給わく「こは体力
多くて上手く走すかも。」と宣り給
い。故れ、これの毛物を馬と言い、ま
た二柱神、角成る毛物に打ち
コジリ乗りましつれば、テホロ/\/と
テテぶれて行き巡れば大御神の命、
嬉しみ喜ばしして宣り給いつら
く「先の毛物と同じ力や良け
れど道行きは滞に憂しくこそあれ。然
なれど、こは田な土返しは忠実た


(古事記 記事なし)










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国立国会図書館デジタルコレクション
 ウエツフミ 第3・4のコマ番号13
上紀
 【第3綴】第6章 牛馬の育成

うえつふみ 三のつづり 〇九
天照大御神の治世9

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