うえつふみ と 古事記

ウエツフミ ト コシキ

  


うえつふみ 三のつづり

〇十 天照大御神の治世10
 


ちならにとのりたまイきかれのつぬな るけものうしとなづけまたまめゐとも いウ
これのときにおゝみ一の萬のみことも ちてうがのみたまひこの萬いもうがの みたまひめの萬二たはしらの一にこと よさしたまゑばたゝちにかつちひらか みひこの萬よちぢひらをかひめの萬ハ うまとうしとをひきてこしねわけのし らかゑにあもりましてこれのたねをし きむさしさわゝゝにくにのくにゝゝし              
まのしまゝゝにまかしましき
こゝにあまてらすおゝみ一のみことも ちてくらをかみの萬いもくらみづはび めの萬におウせたまイてあきのたりほ のたなつものをかりおさめなおらウそ のちのさまをあをひとくさにおしゑま さにとてあめのまるちハかなぎもてつ くらしひるみハはばかのかわをむきい ほしかづらをそぎてつくらしめとエし ハくるかづらをあませはたちのふのち しろをあませてとりわさのちのりをし              〇十

ちならに。」と宣り給いき。彼の角成
る毛物、牛と名付け、またマメヰとも
言う。
これの時に、大御神の命の御言も
ちてウガ之御霊彦の命、妹ウガ之
御霊姫の命、二柱の神に言
依さし給えば、直ちに勝地平上
彦の命、ヨ道路平丘姫の命は
馬と牛とを牽きて越根別の白
カヱに天降りまして、これの種を敷
きムサし、多々に国の国々、島
             
の島々に蒔かしましき。
ここに、天照大御神の御言似
ちて、闇龗の命、闇水波姫
の命に仰せ給いて「秋の垂り穂
の穀津物を刈り収め直らうそ
の地の様を青人草に教えま
さに。」とて「天の丸太は金木以て作
らし、干る実は朱桜の皮を剥き五
百葛を削ぎて作らしめ。トヱシ
はクル葛を編ませ、畑地のフノチ
シロえを編ませて取り技の地則を知


(古事記 記事なし)










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国立国会図書館デジタルコレクション
 ウエツフミ 第3・4のコマ番号14
上紀
 【第3綴】第6章 牛馬の育成

うえつふみ 三のつづり 〇十
天照大御神の治世10

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